Jan 30, 2017

ギアの凍結対策

■ ロープの凍結

ロープの凍結が問題になるのは、凍結したロープでのビレイは非常に困難で、ビレイヤーの手元が滑って、クライマーが墜落するリスクがあるからだ。

特に冬季の登攀では、分厚いグローブをしてビレイするのが通常である。手元は狂い安い。

これについては制動確保のところにまとめてあるので、詳細はそちらを見てほしい。

■ そもそも、凍結させないように使う

凍結しないためには、氷にロープができるだけ接触しないように使う。

こすれてしまうと、氷が付着しやすくなるため、氷との接触を極力避けるべきだ。

凍結して使い物にならなくなったロープ ビレイがシビアになるとトップロープも危ない

■ 防水加工済みロープをアイス専用とする

また、使用するロープも、防水加工のロープを購入し、アイスクライミング専用のロープとすべきだ。

■ 長いスリングを使う

特に棚になっている箇所にトップロープを設置する場合は、長いスリングなどを用意して、本体のロープが地面や岩に接触するのを避ける。

■ 防水・撥水加工

詳細については、こちらのページを参照のこと。カラビナなどのガチャ類も、氷が付着すると、閉じない、安環が固まるなどの問題が起こるため、あらかじめ剥離スプレーなどで、氷が張りつかない工夫をすべきだ。

≪関連リンク≫

アイスクライミングのロープの凍結対策

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