Feb 28, 2015

南沢小滝

■クライミングメイト

アイスのゲレンデにパートナーと二人で来ることは、ちょっと憧れだった。

大体、若い青年が二人組で来ていたりすることが多い。これから、一緒に成長して行くんだろうな~と言う感じだ。アルパインの王道は青年の憧れと汗と努力と思う。

岩を女性が二人組で登っていたりしても、ちょっといいな~と羨ましく思う。

女性同士だと、無理や背伸びをする必要がなく、出来ないことはできない、きついことはきついと言え、素のままの自分でいることがより、容易な気がする。

どうせ結局はそうなるのだが、人はやっぱり取り繕う・・・取り繕う必要のない、鎧を脱げる相手を見つけるのが大事だ。

今回は、以前、山岳総合センターの講習会で一緒だった人と、たまたま小滝に来る機会が出来て、うれしかった。

二人になったのは結果で、方々に声を掛けたけれども、誰も来ると言わなかった・・・(^^;)。

クライミングを練習するには、誰だってビレイヤーが要る。

練習したいのに、ビレイを頼める人がいなくて、練習することができない、という基本的な不満が互いに解消できてよかった。

今シーズン2度目の南沢小滝へGO!とあいなった。

■ 軽トラ!

今日はアイスクライミングのコンペが行われているので、駐車場が混むのではないかと予想していた。

朝、待ち合わせ場所に時間より早く着くと、相方はもう到着していた。さっそく軽トラに乗り合わせて、登山口へ。

里山の登山に行くと、いつも軽トラックの轍を見る。普通車より狭いので軽トラとすぐ分かる。その轍によると、軽トラはどんなところにも入って行ける最強のオフロード車のように思われた・・・

美濃戸口で、チェーン装着。さっそく美濃戸へ向かうが、なんと8台くらい先の車がスタック中・・・で、美濃戸口に引き換えす。そこから歩くことに。それならラシーンで来ても同じだったので、友人には余計な手間を掛けさせてしまった。

7:40のスタートとなり、9:30小滝着。エライかかったな、という印象・・・。こんなにかかったっけ?

心配していた混雑は大丈夫だった。というか小滝につくと、アレ?空いている・・・ 

今日は終日3パーティしか来なかった。相模アルパインクラブ、ぶなの会、われわれ・・・ 相模アルパインクラブのおじさんがベテランさんで、色々な人を知っているようだった。

ベテランさんの当日のブログ

講習会やガイド連れの人がいなくて、皆、山岳会だったので、打ち解け、全体でロープを貸し借りしたりして、楽しくエンジョイクライミング。


■ 登れない・・・

12月に小滝にシーズン初できたときは、5本登ってもまだラクラクで、なんだ・・・と思った。

ちょっと前に岩根に行ったら、11本。ムーブはまだまだだが、1回目の岩根アイスツリーの時は、3本で、帰りの車のハンドルが握れないほどパンプしてギブアップだったので、そこからの成長を感じた。

で、今回は、10本くらい登りたいと思っていたのに、なんと6本くらいしか行けなかった。

今日はよく冷えており、アイスが硬くて、アックスを振りおろすのが大変だったのだ。

しかも、立っているラインでムーブがないと、すぐ腕に来てしまう・・・というわけで、今日も課題は、

フリー

だと分かった。フリーか・・・ 困ったなぁ・・・ 

腕力もないので、アイスが硬いとすっかり握力がダメになってしまう・・・

■ 月

友達とは、初めて一緒に行ったので、二人ともで、小滝の上に上がり、トップロープを設置した。
この方がいいんじゃない?と提案してくれたし、2mなんてナイロンスリングも持ってきてくれていて、さすが伝統ある山岳会の人だと思った。

私はスリングはナイロンスリングが必要と思っていたのに、朝見当たらなかったので、長めのダイニーマを持って行った。それでもトップロープは作れるが、立木には幅が広いナイロンの方が適しているのでありがたくギアを使わせてもらった。ロープも持って行ったけれど、使わなかったし、結局色々とギアを借りて、助かった。

それから、二人で懸垂して、セカンドのほうがフラれ止めのアイススクリューを設置。後続の私。私は体重が一番軽いので、最後の懸垂下降者になることが多い。

それから何本かトップロープ。

その後、最後にリードフォローして、また懸垂下降で下降して終了した。 ただのスポーツクライミングより、うんといい。

懸垂下降は、私はすっかり慣れてしまっているが、ラッキングとか、ギアの準備などは相方の方がしっかり教育を受けていた。

今日はスクリューを打ったり、アバラコフを作ったりしたかったけれど、それはまた次回の機会に移すことになった。

結局小滝を後にする最後のパーティとなり、美濃戸に着いたら、月が出ていた。18:30 ヘッデン登山にならないギリギリ。

というわけで、

お腹いっぱい遊んだ日だった。


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